アンパン

もちもちとした生地の中に甘みの強い餡が詰まった、日本の伝統的な和菓子パンです。

見た目はふっくらと丸い形をしていることが多いです。

長細いパンにあんを包んだり挟んだりしたものもあります。

あんにはこしあんとつぶあんの両方が使われ、青えんどうを使ったウグイスあんや白いんげん豆を使用した白あんもあります。

パン生地の上にケシの実が乗っているものも見かけることがあります。

あんぱんは明治時代に日本で生まれ、木村屋が饅頭をヒントにして製造したことがきっかけとされています。

その後、改良を重ね、木村屋が製品としてあんぱんを世に送り出したのは、5年後の明治7年でした。

あんぱんは明治天皇にも献上され、以来、木村屋のあんぱんは天皇御用達となり、全国から買い求める客が押し寄せ、人気の品となりました。

あんぱんと言えば、饅頭の様なパンだと思われるかもしれません。

しかし、饅頭の皮のとは違うアプローチで、あんこに合う生地を作っています。

それにより、あんこの甘さを活かしながらも、饅頭ほど甘すぎると感じず食べることができます。

しっかりとした生地とずっしりとしたあんこが特徴的です。

あんぱんは饅頭の様に緑茶と共に食べると美味しいパンです。

それと同じぐらいに、牛乳にも合うように作られていると感じています。